多次元部品化方式によるソフトウェア開発の自動化-自動生成系の開発とその評価-

大野 治  小室 彦三  降旗 由香理  渡部 淳一  今城 哲二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J84-D1    No.9    pp.1372-1386
発行日: 2001/09/01
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: ソフトウェア工学
キーワード: 
プログラムスケルトン,  自動化,  部品化,  データディクショナリ,  自動生成率,  

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あらまし: 
本論文は,事務処理を中心とした基幹系業務システムを対象として,過去20年間にわたり改良を重ねつつ適用してきたソフトウェア開発の自動化方式に関するもので,特に多次元部品化方式の構成要素の一つであるデータ処理部品及びプログラム自動生成系の仕組み,最後に総合的な自動化の評価について説明している.この多次元部品化方式は,ソフトウェアをプログラムの骨格となるスケルトン群,入出力部品群と詳細な処理を部品化したデータ処理部品群などの多次元部品として構成しているので,狭義の自動生成系は簡単になる.しかし,十分な自動化率を達成するには,業務システムごとに膨大な数のデータ処理部品の作成と,適切なデータ処理部品の選択などの問題を同時に解決する必要があった.この問題はデータ項目に使われるデータ名称の取扱いの標準化と,データ処理部品を定義するデータディクショナリを用いることにより解決した.更に,データ項目名をドメインでグルーピングし,それごとに標準データ処理部品を整備することにより,業務システムごとのデータディクショナリの作成を自動化した.本論文による自動化方式で,基幹系業務システムの自動生成率70~90%を達成できた.