局所定常な2項分布モデルを組み合わせた通信トラヒック監視システム

松本 一則  橋本 和夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J84-D1   No.6   pp.800-808
発行日: 2001/06/01
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
疎通劣化判定,  逐次確率比検定,  赤池の情報量基準,  局所定常性,  

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あらまし: 
通信網を相互接続するためのゲートウェイ交換機における接続品質を監視するシステムについて報告する.監視対象の時系列は明らかに非定常であるが,7日間を周期とするほぼ周期的な動きも見られる.そこで,「分割モデルの最適化」と呼ぶ,擬似周期的な時系列から適切な局所定常モデル群を赤池の情報量基準(AIC)を用いて決定する新手法を本システムに導入した.また,実時間で品質管理を行うために,逐次確率比検定法(SPRT)と呼ばれる高速な判定手法を導入した.実際のトラヒックデータを用い,分割モデルの最適化手法の有効性をシステム化に先立ち検証した.従来システムに比べ,判定用パラメータの保守が不要な上に,正確な劣化検出が可能となった.