|
本文PDFファイルを閲覧するには,ログインする必要があります.
左メニューよりログインして下さい.
|
可変容量素子及び負帰還回路を用いたKu帯周波数可変低雑音増幅器
山中 宏治 菅谷 和則 山口 哲郎 棚橋 直樹 伊藤 康之
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J84-C
No.5
pp.385-393 公開日: 2001/05/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1345-2827 論文種別: 論文 専門分野: マイクロ波,ミリ波 キーワード: 増幅器, 低雑音, 周波数可変, 可変容量素子, 負帰還,
本文: PDF(450.9KB)>>
あらまし:
可変容量素子及び負帰還回路を用いて増幅する周波数を変化できる周波数可変低雑音増幅器を提案する.本論文で提案する周波数可変増幅器は,可変容量素子を負帰還回路装荷FETで挟み,負帰還回路装荷FETの低いアイソレーション特性を利用して,可変容量素子によるインピーダンスの変化を入出力に容易に伝えるように構成した増幅器である.本増幅器は可変容量素子を段間回路に使用するため,増幅器の雑音や出力を劣化させない特徴がある.また外部抵抗の値を変えるだけで容易に容量を変化,すなわち周波数を変化できる.本論文ではまず負帰還量と入出力インピーダンスの可変範囲の関係について述べ,負帰還量を多くすることによりインピーダンスの可変範囲(周波数の可変範囲)が広がることを示す.次に低雑音増幅器の設計に応用し,周波数可変低雑音増幅器を構成する回路素子の決定法を示すとともに,可変容量素子の値を変化させることにより,利得,反射特性ともに周波数特性を変化できることを計算で示す.最後に実際にKu帯低雑音増幅器を試作し,本論文で提案した周波数可変増幅器の有効性を確認する.
|
|