複数スロット予約と指数関数バックオフによる送信許可確率制御を適用したDRMA方式

小森谷 陽多  萬代 雅希  蓼沼 未央子  西野 嘉之  笹瀬 巌  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.7   pp.1276-1287
発行日: 2001/07/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
DRMA,  音声・データ統合トラヒック,  無線アクセス制御方式,  

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あらまし: 
音声とデータの統合サービスを実現する予約方式のプロトコルとしてDRMA(Dynamic Reservation Multiple Access)方式が提案されている.DRMA方式は予約用に一定の帯域をあらかじめ確保する必要がなく,空きスロットを用いて予約を行うため,チャネル状況に対応したパケット送信が可能な方式である.しかしながら,DRMA方式において複数パケットからなるデータメッセージを送信する際には1パケットを送信するごとに予約をとり直さねばならず,データメッセージ遅延が大きくなるという問題点がある.本研究では,音声パケット棄却率特性を劣化させずにデータメッセージ遅延特性を改善するために,提案方式1としてデータ端末に1フレーム中の複数スロットの予約を許すDRMA方式を提案する.また,データ端末の送信許可確率 Pd をあらかじめ設定することなく,良好な音声パケット棄却率特性及びデータメッセージ遅延特性を実現するために,提案方式2としてデータ端末に複数スロットの予約を許し,端末の予約ミニパケットの送信状況に応じて指数関数バックオフ方式を用いて送信許可確率を制御するDRMA方式を提案する.計算機シミュレーションによって特性評価を行い,提案方式は従来方式と比較して,音声パケット棄却率特性を劣化させることなくデータメッセージ遅延特性を改善できることを示す.