FM一括変換型光伝送方式におけるCNR特性から見た所要伝送帯域幅の定量化

布施 優  工藤 義春  石井 義一  野嶋 一宏  森倉 晋  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B    No.3    pp.496-504
発行日: 2001/03/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 光ファイバ伝送
キーワード: 
FTTH,  FM変調,  光ヘテロダイン,  帯域制限,  CNR,  

本文: PDF(384.2KB)>>
論文を購入



あらまし: 
既存光アクセス網における多チャネル映像配信を実現するFM一括変換技術を用いた光伝送システムについて,CNR特性の劣化要因として広帯域FM信号に対する帯域制限の効果を導入し,CNR理論値と実験結果の比較検討を行った.FM信号に対する所要伝送帯域幅は,従来,駒井・カーソン則等で見積もりが行われてきたものの,CNR劣化量との定量的な関係について検討された例は少ない.このCNR劣化現象を明らかにするため,広帯域FM信号に対する帯域制限の影響を"等価雑音パルス"を用いて新たにモデル化した.本モデルを導入したCNR理論値は,帯域制限時のCNR特性をよく説明できる.これにより,CNR劣化量を1 dB以内とするためには,FMスペクトル広がりの標準偏差の約4倍以上の帯域幅を確保する必要があることを示した.