プロアクティブバッファリングを用いた高精度リモートトラヒック観測システムの提案とその性能評価

金丸 朗  太田 耕平  加藤 寧  Glenn MANSFIELD  根元 義章  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.3   pp.392-401
発行日: 2001/03/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ネットワークの変革とソフトウェア論文小特集)
専門分野: ネットワーク管理
キーワード: 
インターネット,  ネットワーク管理,  リモートトラヒック観測,  RMON,  パケットモニタリング,  プロアクティブバッファリング,  

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あらまし: 
パケットを構成するヘッダやペイロードを調べるパケット解析は,障害や不正アクセスに関する情報の収集に非常に有効であり,広く用いられている.一方,障害は特定のパケット数の変化として観測されることが多く,またパケット解析は高負荷を伴うため,しきい値によってパケット数の変化を検出し,それをトリガとしたパケット解析を行うことが一般的である.しかしこの手法では検出と解析に必然的に時間的なずれが生じてしまう.本論文では,まずしきい値による検出をトリガとしたパケット解析をモデル化し,リモートトラヒック観測における問題点を指摘した後,トラヒックデータを用いたシミュレーションにより定量的な分析を行う.次に一定期間パケットをバッファに蓄えることにより,高精度な観測を実現するプロアクティブバッファリング方式を提案する.本手法を障害管理の枠組として有力視されているRMON MIBを用いて実現し,リモートトラヒック観測システムを構築する.実運用ネットワークの観測結果より評価を行い,提案手法の有効性を示す.