周波数シフト信号を用いたOFDM用フレームタイミング/キャリヤ周波数同期方式

小西 宗生  細川 泰輔  前田 毅  高畑 文雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.1   pp.61-70
発行日: 2001/01/01
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DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
OFDM,  フレームタイミング同期,  キャリヤ周波数同期,  ガードインターバル,  周波数シフト,  

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あらまし: 
パケット伝送用OFDMシステムへの適用を想定して,データシンボルに強制的に周波数シフトを与えることによって形成したパイロット信号を用いたフレームタイミング及びキャリヤ周波数同期方式の一構成を提案する.本方式は,パイロット信号として,バーカ系列のビットパターンに基づいて周波数シフトを与えたデータシンボルを用い,ガードインターバルとシンボル後方の信号の相関性と,マッチドフィルタ処理を利用して同期を確立する.また,復調側において周波数シフトを補償することにより,パイロットシンボルをデータシンボルとして取り扱うことができる.計算機シミュレーションによる定量的評価の結果,FFTポイント数を64とした場合,7シンボル以上のパイロットシンボルを採用すれば,周波数選択性フェージング条件下において良好な同期特性が得られ,低いドップラー周波数に対して,パイロット信号におけるビット誤り率の増大を許容する場合,伝送効率の低下はなく,1シンボル分のパイロット信号におけるビット誤り率の増大を防ぐために,当該シンボルを犠牲にして,1フレーム当り1シンボルの伝送効率の低下を許容すれば,良好なビット誤り率が得られることが明らかになった.