Ag-Pd電気接点のアーク放電により生じる電磁ノイズの熱的要因による低減方法

江原 康生  曽根 秀昭  根元 義章  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.12   pp.2367-2373
発行日: 2001/12/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 環境電磁・EMC
キーワード: 
電気接点,  アーク放電,  電磁ノイズ,  電極径,  熱的要因,  

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あらまし: 
Ag-Pd電気接点のアーク放電(回路条件:DC 48 V,4 A)により生じる周波数5 MHzの電磁ノイズの低減技術の提案及び検証を行った.電極開離時には,アーク放電が生じている期間にバーストノイズが継続して発生し,ノイズ波形を詳細に見ると,部分的にノイズレベルが高くなる区間や減少する区間が見られる.まず,Ag電極径を太くして電極の放熱を良くすることにより,バーストノイズ全体の継続時間を低減できることを確認した.次に,従来の研究で適用されているアーク電圧及びノイズ波形を特徴による区間分割を行う観点を初めてノイズ低減の検討に取り入れ,各区間と熱的要因との関連性について統計的に分析を行った.その結果,Ag電極径を太くした場合にノイズレベルが高い区間の継続時間が短くなることを示した.これにより,熱的要因を考慮した電極設計によって電磁ノイズの低減が可能であるという基礎技術を得ることができた.