マルチドロップ型光伝送システム(上り系)における伝送品質に関する理論検討

山本 浩明  新保 努武  森倉 晋  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J84-B   No.12   pp.2274-2280
発行日: 2001/12/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 光ファイバ伝送
キーワード: 
マルチドロップ,  光伝送,  DFBレーザ,  レイリー散乱,  カプラ,  

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あらまし: 
映像監視システム等を構築するうえで,光ファイバのランニングコスト低減の観点から,網形態は1本のファイバ上に複数の端末を接続したマルチドロップ型が有望である.しかし,マルチドロップ型では,伝送路中に複数のレーザやカプラを含むため,レイリー散乱に起因する伝送品質の劣化が懸念される.筆者らは,光源に1.3 μm帯DFBレーザを使用した場合のマルチドロップ型におけるレイリー散乱による雑音を理論的に解析し,レイリー散乱が伝送品質(CNR特性)に与える影響を検討した.その結果,例えば,40台のカメラ(FM変調)が1 kmの間隔で配置された映像監視システムでは,受光パワーが0 dBmの場合,レイリー散乱によるCNRの劣化は2 dB以下であり,受光パワーが -10 dBm以下ではほとんど問題にならないことが明らかになった.