局所適応形平滑化フィルタとWavelet変換に基づく超音波画像の領域分割-高周波超音波診断装置による表在血管像の検出-

竹村 淳  伊東 正安  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J84-A   No.12   pp.1452-1460
発行日: 2001/12/01
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (超音波医用論文特集)
専門分野: 画像処理
キーワード: 
超音波B-mode像,  領域分割,  適応的平滑化フィルタ,  ウェーブレット,  高周波超音波診断装置,  

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あらまし: 
超音波診断装置は広く用いられているが,得られる画像は雑音が多く,また診断において定量性が乏しいことなど問題点も多い.そのため,診断の自動化・定量化の必要性から医用超音波画像における画像処理法の研究が多く行われてきた.それは,生体組織や病巣の部分を自動的に識別するといった領域抽出問題にはじまり,現在では組織性状診断を目的とした組織領域情報の定量化や3次元画像の自動診断法に関する研究が行われている.これらを実現するためには,精度の良い輪郭抽出法の確立が不可欠である.本研究では,医用超音波画像における輪郭情報を失うことのない精度の良い領域分割を実現するために,スペックル・パターンを軽減するための適応的平滑化フィルタ及び2次元Gabor wavelet変換に基づく新しい手法を提案する.そして従来の画像解析法では困難である,高周波超音波診断装置による前腕部における画像からの表在血管の自動検出を試みた.