Morphology演算を用いた可変ブロック法による医用超音波画像の領域分割

長野 智章  伊東 正安  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J84-A   No.12   pp.1444-1451
発行日: 2001/12/01
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (超音波医用論文特集)
専門分野: 画像処理
キーワード: 
医用超音波画像,  確率密度関数,  可変ブロック法,  Morphology演算,  

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あらまし: 
医用超音波Bモード乳房画像における乳腺腫瘍の領域分割手法として,Morphology演算を用いた可変ブロック法を提案する.正常組織の濃度確率密度関数である対数圧縮Rayleigh分布の統計量と組織性状の関係について考察し,濃度分散が可変ブロック法を利用した領域分割のための特徴量となることを示す.従来の可変ブロックの基本アルゴリズムを用いた領域分割手法ではノイズの影響が問題であったが,本論文では,スペックルパターンの形状に対応した構造要素を用いた2値Morphology演算を可変ブロック法に導入することで,組織本来の形態的特徴の抽出を可能にする.本手法を乳腺腫瘍の一種であるのう胞26例に適用した.超音波医学会の「乳房超音波断層法の診断基準」に示されている縦横比,形状,辺縁の評価量を定義し,これによって抽出輪郭の形態的特徴を定量評価し,画質に依存することなく,のう胞の形態的特徴が抽出されることを示す.