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3次元医用画像の変形に基づく管腔臓器の仮想展開像の作成と胃X線CT像への応用
森 健策 櫛田 晃弘 長谷川 純一 末永 康仁 鳥脇 純一郎 片田 和廣
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J83-D2
No.1
pp.351-361 発行日: 2000/01/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 特集論文 (次世代医用画像技術論文特集) 専門分野: コンピュータ外科・手術支援 キーワード: 3次元医用画像処理, 展開像, 仮想病理標本, 3次元腹部X線CT像, 胃, 変形,
本文: PDF(3.3MB)>>
あらまし:
本論文では3次元医用画像の変形に基づいた管腔臓器の仮想展開像作成手法に ついて述べる.これまでの3次元医用画像の観察手法では,医用画像に含まれている臓器の形状をそのままの形で表示を行っていた.しかしながら,対象とする臓器によっては,そのままの形状で観察するよりも,計算機上で仮想的に切開・展開した状態で観察する方がよい.そこで,本研究では3次元医用画像に含まれる臓器領域を計算機上で仮想的に切開・展開する手法について述べる.具体的には,3次元医用画像より臓器領域を取り出し,その大まかな形状を表す近似図形を作成する.この近似図形をユーザが指定する切開線で切開し,平面状に展開する.近似図形と展開図形との関係を利用し,3次元医用画像を対象となる臓器が 展開されている状態に変形し,変形後の3次元画像から再度臓器領域を抽出・表示を行うことで,仮想的な展開像を得る.本手法を実際の3次元腹部X線CT像5例に対して適用しその有効性を評価した結果,良好な結果を得た.
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