テキスト指定型話者照合におけるしきい値設定法

内部 利明  黒岩 眞吾  樋口 宜男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J83-D2   No.11   pp.2291-2299
発行日: 2000/11/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (音声情報処理:現状と将来技術論文特集)
専門分野: 現状技術の応用:音声・音響情報処理
キーワード: 
話者照合,  しきい値,  話者適応度,  ゆう度正規化,  隠れマルコフモデル,  

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あらまし: 
話者照合を行う場合,本人か否かを判断するためのしきい値を事前に設定する必要があるが,話者により照合時のゆう度にばらつきが生じるため,最適なしきい値を事前設定するのは困難であった.このゆう度がばらつく原因として,話者モデルを学習する際に話者に適応する度合(話者適応度)が各話者により異なることが一因と考えられる.そこで隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model; HMM)による話者照合において,話者モデルを不特定話者モデルからの適応学習する際に,適応によって得られるゆう度の増分を話者適応度として用い,しきい値を話者適応度の関数として表すことで話者ごとに事前にしきい値を設定する方法を提案する.評価実験の結果,この話者適応度としきい値の関係が学習データ数によらずに安定していることを確認した.更に提案手法により照合誤り率を30%削減することができた.