車載用音声認識における騒音対策とその評価

小窪 浩明  天野 明雄  畑岡 信夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J83-D2   No.11   pp.2190-2197
発行日: 2000/11/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (音声情報処理:現状と将来技術論文特集)
専門分野: 現状技術の応用:音声・音響情報処理
キーワード: 
音声認識,  車載情報機器,  騒音対策,  マイコン,  ミドルウェア,  

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あらまし: 
SuperH(SH)マイコンをプラットホームとする音声認識ミドルウェアの車載情報機器への搭載を目的とした騒音対策について報告する.走行環境やマイク位置などを考慮して作成した評価用データベースを用い,雑音混入音響モデルとスペクトルサブトラクション方式の併用について計算機上でのシミュレーション評価を行った.雑音混入モデル単独での評価実験では,雑音を重畳しない音声で学習したHMMを用いた場合,高速道走行音声の認識率が11.0%であったのに対し,学習音声に雑音を重畳させて作成したHMMを用いることで82.7%の認識率が得られた.この雑音混入音響モデルとスペクトルサブトラクション方式とを併用することで,認識率87.6%と更に約5%の認識率向上が認められた.また,本騒音対策を施した音声認識ミドルウェアを試作したSHボードに搭載し評価したところ,計算機上でのシミュレーション結果とほぼ同等の認識性能が得られることを確認した.