多次元部品化方式によるソフトウェア開発の自動化-バッチプログラム用スケルトンの作成とその十分性-

大野 治  降旗 由香理  小室 彦三  今城 哲二  古宮 誠一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J83-D1    No.10    pp.1055-1069
発行日: 2000/10/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: ソフトウェア工学
キーワード: 
プログラムスケルトン,  自動化,  生産性,  ソフトウェア再利用,  部品化,  

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あらまし: 
本論文は,基幹系業務システムを対象として,過去20年間にわたり適用してきたソフトウェア開発の自動化方式に関するもので,特に方式技術の中核である多次元部品化方式を説明している.まず,対象ソフトウェア,開発環境,及び自動化方式の概要を紹介する.自動化を実現する重要な方式について,構成要素である多次元部品の方式構成と,バッチプログラム用スケルトンの設計について述べる.この方式は,生成対象ソフトウェアを(1)入出力部品群,(2)プログラムの骨格となるスケルトン群と(3)詳細な処理を部品化したデータ処理部品群などの相互に独立な多次元の部品でとらえ,それぞれごとの部品を整備しておき,これらをツールで組み合わせてプログラムを生成する方式である.このように部品を独立化することにより,それぞれごとには XYZ の部品数でも,全体としての部品数は X *Y *Z の構成を作る能力をもつことになる.また,本研究で開発した24個のスケルトンで,大規模基幹業務システムの90%以上,上位10個のスケルトンで70%以上をカバーできることを実証した.