非破壊計測用SQUID磁束計の開発-集積型同心円DC-SQUIDグラジオメータの最適化-

師岡 利光  茅根 一夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J83-C   No.8   pp.707-714
公開日: 2000/08/25
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Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 論文
専門分野: 電子回路
キーワード: 
DC-SQUIDグラジオメータ,  非破壊計測,  同心円型2次微分コイル,  空間分解能,  マルチループコイル,  

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あらまし: 
我々は,微小な同心円型2次微分検出コイルとDC-SQUID本体を同一基板上に形成した非破壊計測用集積型同心円DC-SQUIDグラジオメータを開発してきた.これまで,鋼材の塑性変形部位の測定により,同心円型2次微分検出コイルが,非破壊計測にとって重要な高い空間分解能,高いノイズ除去性能を有することを示してきた.本論文では,同心円型2次微分コイルをSQUIDループとして使用した同心円マルチループDC-SQUIDグラジオメータについて報告する.本グラジオメータは完全対称構造をもつため,検出磁場が走査方向に依存しない特徴をもつ.今回,電流ラインを用いた実験により,本グラジオメータが,定量性と再現性が重要となる分析・評価に適していることを確認した.更に,マルチループコイルの最適化を行い,グラジオメータの磁場分解能を向上させた.