広帯域TDMA通信システムにおけるAGC出力分布に関する検討

平 明徳  石津 文雄  三宅 真  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J83-B   No.9   pp.1226-1233
発行日: 2000/09/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 地上無線通信
キーワード: 
AGC,  周波数選択性フェージング,  プリアンブルパターン,  受信電力検出,  広帯域移動体通信,  

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あらまし: 
現在,マルチメディア情報の送受信に対する要望が高まっており,これに対応して各種の広帯域通信システムが検討されている.広帯域移動体通信システムでは遅延波の存在による周波数選択性フェージングの克服が課題となる.選択性フェージング環境における特性の一つとして,送信データパターンにより受信電力に差が生じるという現象があげられる.このため,データ部分とAGC動作部のパターンに差異がある場合にAGC出力が基準値から外れるという問題が生じる.本論文では,選択性フェージング環境下における送信パターンと受信電力分布の関係を検討し,フェージング変動のない条件下での確率分布を算出した.更に,計算機シミュレーションにより,データ部分とAGC動作部分にパターン差がある場合のAGC出力特性を求め,広帯域移動通信における一般的な環境においては,パターンの選択によって出力分布が大きく異なることを示す.