ドップラーを利用したレーダ画像再生のための位相補償アルゴリズム

山本 和彦  岩本 雅史  坂爪 俊之  志村 誠一  藤坂 貴彦  桐本 哲郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J83-B   No.10   pp.1453-1461
発行日: 2000/10/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 計測・探査
キーワード: 
画像レーダ,  方位分解能,  運動補償,  位相補償,  最小2乗法,  

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あらまし: 
合成開口レーダ(SAR:Synthetic Aperture Radar)や逆合成開口レーダ(ISAR:Inverse Synthetic Aperture Radar)は画像レーダの一種であり,昼夜,天候によらず観測を行えることから,リモートセンシングの分野などで多くの実用例がある.SAR/ISARでは,観測対象とレーダの相対運動で発生する受信信号のドップラー周波数を利用して観測対象の方位方向の反射強度分布をえるため,相対運動の加速度成分があると,方位分解能が劣化する.本論文では,分解能劣化の原因となる受信信号の2次以上の位相成分を最小2乗法で抽出して,これを補償するアルゴリズムを提案した.運動が不安定な航空機に搭載したXバンド帯のドップラーレーダで収集したフィールドデータを用いて本アルゴリズムの性能を評価し,受信信号のドップラー周波数の1次変化を用いて2次の位相成分を抽出し,これを補償する従来方式に比べて角度分解能を約20分の1にできることを示した.