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画像領域の物理的特徴に基づく誘目度評価モデル
田中 昭二 井口 征士 岩舘 祐一 中津 良平
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J83-A
No.5
pp.576-588 発行日: 2000/05/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: 論文 専門分野: ヒューマンコミュニケーション キーワード: 誘目度, 誘目度評価, 注目領域, ヒューマンビジョン,
本文: PDF(703.3KB)>>
あらまし:
本論文では,画像領域の物理的特徴をもとにした誘目度評価モデルに関して述べる.誘目度評価パラメータは,主観評価実験により誘目度への寄与が顕著な物理的特徴として,色の異質度,テクスチャの異質度,形の異質度,面積の異質度,及び,色,空間周波数,面積を選択した.そして,生理学的知見及び心理学的知見を利用し,各パラメータを定義した.誘目度評価モデルは,人間の主観評価結果と物理的特性との関係は一般にS字曲線で表されることから,各パラメータの重み付き線形和をベータ関数で近似することで構築した.また,各パラメータの重み係数は,主観評価実験で得られた被験者の評価値とパラメータ計測結果をもとに非線形最小2乗法により推定した.そして,本誘目度評価モデルの有効性を検証する実験において,単純図形からなる刺激画像及び絵画や写真などの実画像に対して本モデルを適用した結果,良好に被験者の注目図形及び注目領域を推定したことから,本モデルの有効性を確認することができた.
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