逐次ベクトル射影法による信号表現とその逆フィルタ処理への応用

中島 弘史  田中 雅史  東山 三樹夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J83-A   No.4   pp.353-360
発行日: 2000/04/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 電気音響,音響一般
キーワード: 
線形方程式,  ディジタル信号処理,  逆フィルタ,  

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あらまし: 
信号を分解して主要成分を抽出することは,信号圧縮あるいは信号強調を含む信号表現に用いられる.本論文では信号表現として,非直交成分を含む成分の中から決められた数の主要成分を選択し,選択された成分の線形和で信号を表現する方法を取り扱う.始めに,選択された成分の線形和で信号を表現することを線形方程式の条件付き最小2乗解を求めることとして定式化する.次に,定式化した方程式の最小2乗誤差解を近似的に求める方法として,逐次ベクトル射影法(RVP)に着目し,その高速計算方法や解の最適化について提案する.RVP及びその最適化手法の応用として逆フィルタの設計を取り上げる.実データへの適用例では,従来の最小2乗解によるフィルタに対して約1/3の乗算器数で相対誤差が4 dB以下の逆フィルタを設計することができた.