雑音位置情報に基づく高発生確率インパルス雑音重畳画像の復元

田口 亮  松本 哲夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J83-A   No.2   pp.208-216
発行日: 2000/02/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 高度交通システム(ITS)
キーワード: 
インパルス性雑音,  雑音位置画像,  メジアンフィルタ,  平均値フィルタ,  

本文: PDF(1.7MB)>>
論文を購入




あらまし: 
インパルス性雑音により劣化した画像の復元を行う優れた手法として,インパルス性雑音の位置情報を用いる方法がある.その方法は大きく二つの処理過程に分けることができ,過程1が画像上の各画素に関し,その画素がインパルス性雑音か否かの判断を行いインパルス性雑音位置画像を作成する過程である.過程2はその作成された雑音位置画像を用いてインパルス性雑音であると判断された画素のみを その近傍のインパルス性雑音でないと判断された画素のみを用いてフィルタ処理を行う過程である.本論文では過程2に対する新しいフィルタ処理手法を提案することがその目的である.そこで,雑音位置画像は理想的に得られる(過程1は理想状態である)条件下で過程2のフィルタ処理手法の検討を行う.これまで,過程2のフィルタ処理としてはメジアンフィルタを用いる方法のみが明らかにされていたが,本論文ではそのフィルタ処理に平均値フィルタを導入する.更に,メジアンフィルタと平均値フィルタを併用するハイブリッド法を最終的に提案する.ハイブリッド法は雑音位置画像が理想的に得られるときはいうまでもなく,雑音位置画像に不正確性が含まれる場合も高性能を示すことを種々の処理例を通じて明らかにする.