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複素係数フィルタの周波数特性の測定法に関する一考察
庄野 和宏 石橋 幸男
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J83-A
No.12
pp.1486-1494 発行日: 2000/12/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: 論文 専門分野: アナログ信号処理 キーワード: 複素係数フィルタ, 測定, 位相差分波器, 測定誤差,
本文: PDF(688.5KB)>>
あらまし:
一般的に実部入力と虚部入力の二つの入力端子を有する複素係数フィルタの周波数特性の実測には,直角位相発振器や位相差分波器を用いた 90°の位相差をもつ信号が使われる.しかしながら,特に位相差分波器は近似手法を用いて設計されるため,その出力信号の位相差は誤差をもつ.そこで本論文では,複素係数フィルタの周波数特性の測定において入力信号の位相差が測定誤差に及ぼす影響について述べている.次に,直角位相発振器や位相差分波器を用いずに複素係数フィルタの周波数応答を求めるための新しい二つの方法を述べている.提案手法は二つの入力端子に同相信号及び逆相信号を,または他方を接地し一方だけに信号を入力することにより実現される.最後に,提案手法を用いて複素係数フィルタの周波数応答を測定し,その有効性を確認している.
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