ステレオ対応度空間からのオクルージョンを考慮した表面抽出の試み

片山 保宏  奥富 正敏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J82-D2   No.4   pp.780-789
発行日: 1999/04/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像処理,画像パターン認識
キーワード: 
ステレオ視,  ステレオ対応度空間,  オクルージョン,  GA,  

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あらまし: 
ステレオ視における対応点探索では注目点付近の対応の状態(local support)を利用して,対応付けのあいまいさを軽減させる.ところが,ウィンドウを用いて対応の評価を行う領域ベースな対応点探索では,特定のlocal supportを利用することになり,それが正しい対応付けの妨げとなることがある.本論文では,物体表面に正しく一致するようなlocal supportの利用を考慮して対応付けを行う手法を提案する.本手法では対応の程度(対応度)を3次元データとして表現したステレオ対応度空間から,新たに提案したGA探索手法を用いて,物体表面を表面モデルとして直接探索する.ステレオ対応度空間からGA探索により,様々な表面モデルが評価され淘汰されることで,結果的に正しいlocal supportを利用した対応付けを行う.更に,表面モデルの探索の際に,単一性の拘束を考慮することでオクルージョンの発生している部分を特定する.そして,多眼ステレオを利用してのオクルージョン部分の改善方法を提案する.本論文では,ステレオ対応度空間の作成,GA探索手法及びオクルージョンの特定と改善について説明し,単純な形状の物体についてのシミュレーションによる実験結果を示す.