図を用いた算術問題解決システムDIPS

村田 剛志
加藤 裕樹
志村 正道
沼尾 正行

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J82-D2       pp.75-82
発行日: 1999/01/25
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DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 専門分野: 人工知能,認知科学
キーワード: 
図による推論,  問題解決,  算術問題,  DIPS,  線分図,  

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あらまし: 
人間は問題を解く際に図を描くことによって, 明示的に与えられていない条件を検出するなど, 有用な情報を得ることが多い. 推論や問題解決における図の役割について考察することは, 人間の知的活動を明らかにする上で興味深いだけでなく, 効果的なユーザインタフェースを実現する上でも重要である. 図を用いた問題解決システムの従来の研究としては, 物理の問題における物体の配置を決定する研究や, 入力された問題文と図とを対応づける研究などがあるが, 図を描いて個数を数え上げたり規則性を見出したりするなど, 問題文から基本的な図を描く過程についての研究は見受けられない. 本論文では, 算術問題において図を用いて問題解決を行う手法を提案するとともに, 図を用いた問題解決システムDIPSについて述べる. DIPSは, 意味ネットワークを拡張した図形意味ネットワークを図表現として用いており, 入力された算数の文章題から線分図などを描いて解を得るとともに, 図から規則性を見つけ出して公式を発見することにも成功している.