パーソナルエージェント指向の仮想社会「PAW」の評価

松田 晃一  上野 比呂至  三宅 貴浩  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J82-D2   No.10   pp.1675-1683
発行日: 1999/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (知能情報メディア論文特集)
専門分野: 擬人化エージェント
キーワード: 
仮想社会,  パーソナルエージェント,  サイバースペース,  仮想現実,  インターネット,  

本文: PDF(2.5MB)>>
論文を購入




あらまし: 
最近のコンピュータ技術とネットワーク技術の進歩により, サイバースペースを実現するための基盤が整ってきた. このような環境の中, 3Dのマルチユーザ仮想空間の実用化研究がなされ, 参加したユーザが同じ仮想空間内で 同じ体験を共有できるメディアとして実現されてきた. 今後の重要なステップとしては, このメディアを仮想社会にまで昇華させることである. 我々は,これまで開発してきたCommunityPlaceシステム上に, パーソナルエージェント指向の仮想社会PAW(Personal Agent World)を構築し, 数百人の同時アクセス, 数千人の延べアクセスを目標とした大規模仮想社会の実験を行ってきた. PAWは,アバタとテキストなどによるコミュニケーションという 従来の仮想空間のもつ機能に加え, ユーザと一緒に行動する犬型のパーソナルエージェント, 社会的・環境的なインフラストラクチャをもつ仮想社会である. 本論文では,PAWのインターネット上での公開実験に関して, その設計方針,ユーザプロファイル, 特性,コミュニティについてその結果を報告し, 今後の課題について考察する.