日中の意味差異に着目したエージェント指向漢字学習支援システム ― Anckle

劉 玉琴  緒方 広明  越智 洋司  矢野 米雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J82-D2   No.10   pp.1645-1654
発行日: 1999/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (知能情報メディア論文特集)
専門分野: インテリジェントウェア
キーワード: 
サイバースペース,  コミュニカティブアプローチ,  エージェント,  言語差異,  漢字学習,  

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あらまし: 
近年,インターネットの普及により, 時間・場所の制約を越えて, 様々な国の人々がサイバースペース上で容易にコミュニケーションできるようになって きた. 本論文では,ソフトウェアエージェントの介在により, サイバースペースでの言語学習を支援する学習環境 Anckle(Agent-based Communicative Kanji Learning Environment) を提案する. Anckleは,コミュニカティブアプローチに基づき, サイバースペース内での母語話者とのコミュニケーションによる 言語学習を支援する. また,外国語学習で大きな問題となる言語転移に着目して, エージェントがコミュニケーションに介入し,学習者の理解状態に合わせて教授を行う. 本論文では, エージェントがコミュニケーションの途中で言語転移の可能性を判断し, 適切なタイミングで介入するための コミュニケーションギャップモデル(CGM)を提案する. 我々は,このモデルに基づき, 中国人による日本語学習を支援するシステムを試作した. 本論文ではこの試作システムを実験的に評価し,その有効性を示す.