能動データベースを利用した遠隔講義のための講義支援

片山 薫  上林 彌彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J82-D1   No.1   pp.247-255
発行日: 1999/01/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (高度データベース論文特集)
専門分野: 能動データベース
キーワード: 
能動データベース,  遠隔講義,  トリガ,  ユーザインタフェース,  

本文: PDF(311.2KB)>>
論文を購入




あらまし: 
教師は毎年同様の講義を担当することが多い. 講義の改良は教師のアイデアに負うところが大きいが,遠隔講義では講義の記録を残すことができるため,それを利用することができる. しかし,過去の講義データを積極的に利用して講義するには,講義の検索再生などコンピュータについての技術を必要とする. たいていの教師はコンピュータの専門家ではなく,またしばしば多忙で講義前に十分な準備ができない場合もある. 本論文では,このような教師に対して,講義中に過去の講義での出来事を適切なタイミングで提示することにより,講義の内容を深めたり,修正したりすることを支援する仕組みを提案する. この仕組みは,能動データベースのトリガ機能を用いて実現される. 開発中の遠隔講義システムVIEW Classroomでは,講義の内容が,トリガ機能をもったデータベース(教材データベース,ビデオデータベース,動作履歴データベース,質問回答データベース)に記録される. これらにあらかじめECA(Event-Condition-Action)ルールとしてトリガ機能を定義しておくと,講義の状況に合わせてシステムは能動的にこれらのデータベースを検索し,過去に出された質問や,他の教材などを提示する. 更にECAルールとして定義された講義のノウハウを共有,再利用できるようにして,講義の改善を進めるとともに,定義する作業を削減したりできるようにする.