Cu-C電気接点のアーク放電による電磁ノイズ発生と電極表面変化の関係に関する実験的検討

江原 康生  小泉 俊彰  曽根 秀昭  根元 義章  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J82-C2   No.4   pp.181-189
発行日: 1999/04/25
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Print ISSN: 0915-1907
論文種別: 論文
専門分野: 機構デバイス
キーワード: 
電気接点,  アーク放電,  電磁ノイズ,  電極表面,  放電痕,  

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あらまし: 
Cu-C電気接点開離時におけるアーク放電によって生じる電磁ノイズ, 及び電極表面の放電痕の相関関係について実験的検討を行った. Cu(陽極)-C(陰極)の場合,放電中に生じる散発的バーストノイズの 発生回数と等しい数の円形の黒色の放電痕が陰極表面に生じる. またバーストノイズが発生している期間では,アーク電圧の揺らぎが大きくなり, ノイズ波形と対応している.ノイズが見られない定常アークは円形の黒色の 放電痕に関係し,また,揺らぎの大きいアークはその放電痕の周辺に生じる うすい灰色で光沢のある部分と関連性があることが明らかになった. C(陽極)-Cu(陰極)の場合,アーク放電が生じている期間に バーストノイズが継続して発生する.アーク開始直後及び後半部分に アーク電圧の変動が大きく,ノイズレベルが高くなる.回路条件の変化 に対するアーク電圧波形及び表面変化のパターンの特徴分類を行った ところ,それぞれ四つの領域に分類され,それぞれ四つの領域の 境界がよい一致を示す.一方ノイズについても特徴分類を行うと,四つのパ ターンに分類され,アーク電圧と電極表面変化のパターンと対応している. これより,アーク電圧と電極表面変化及び電磁ノイズの間に 相関関係があることが明らかとなった.