共振DCリンク回路を用いた低雑音インバータの電気的特性

野崎 洋介  青木 忠一  鍬田 豊  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J82-B   No.4   pp.600-608
発行日: 1999/04/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 電子通信用電源
キーワード: 
インバータ,  共振DCリンク回路,  ソフトスイッチング,  パワーエレクトロニクス,  

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あらまし: 
近年,エネルギー消費削減の目的で,電子機器を構成するLSIの動作電圧を低電圧化する方向にあり,電子機器の電磁妨害波に対するイミュニティが原理的に低下する傾向にある.したがって,電子機器に電力を供給する無停電電源装置等の周辺機器から発生する電磁妨害波の抑制は更に重要な検討課題となり,共振形電力変換回路技術やソフトスイッチング技術を適用した低雑音インバータ回路の検討がなされている.共振DCリンクインバータは従来のPWMインバータの直流入力部にLC共振回路を付加することのみにより回路内の半導体スイッチを電圧0の状態でオン・オフすることが可能で,最もシンプルな構成の共振形インバータとして期待されている.本論文では,LC共振回路の設計方法,出力電圧制御にPWM制御を適用する方法及び大容量化に伴う共振回路の過電圧を防止する回路構成について述べている.更に,定格出力10 kWの試作機による実験結果により,本インバータは電磁妨害波の発生が少なく,主回路を露出した場合においても,VCCIの第1種許容値を満足していることを示す.