完全導体円柱列からの散乱波抑制に関する理論的検討

青柳 貴洋
西方 敦博
橋本 康雄
石野 健
清水 康敬

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J82-B       pp.142-150
発行日: 1999/01/25
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DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 専門分野: 電磁環境
キーワード: 
環境電磁工学,  多重多極法,  電波吸収体,  完全導体円柱,  TV受信障害,  散乱波,  

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あらまし: 
本論文では,大型釣橋の金属製ハンガーロープによる TVゴースト被害を考え,受信点でのD/U比改善に関する検討を行った. 金属円柱に, 円筒フェライトを装着することにより,水平面内0~90°方向への 相対散乱強度を減少できることを,計算と実験により示した. 円筒形誘電体の装着により,120°方向の相対散乱強度の 8 dB程度の減少ができるが,他の方向への 散乱が増加する.そこで, 誘電体とゴムフェライトを組み合わせた円筒吸収体を 用いて,片側90°以上への方向の 散乱を抑制する方法を検討し,多重多極(MMP)法を用いて, 散乱特性の理論計算を行った. その結果,他の方向への散乱を増やすことなく, 120°方向付近の 相対散乱強度を,-10 dB以下に抑えられることを明らかにし, D/U比を改善できることが理論的にわかった.