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アジマス方向高分解能化とレンジ方向観測幅拡大を可能とする マルチビーム合成開口レーダ
藤坂 貴彦 近藤 倫正 真野 清司
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J82-B
pp.2345-2354 発行日: 1999/12/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 専門分野: 宇宙・航行電子システム キーワード: 合成開口レーダ, 信号処理, アジマス分解能, マルチビーム, S/A比,
本文: PDF(1.4MB)>>
あらまし:
一般に合成開口レーダ(以下,SAR:Synthetic Aperture Radar)では, アジマス方向及びレンジ方向のアンビギュィティを回避するため PRF(Pulse Repetition Frequency)が制限される. そのため, アジマス方向の高分解能化とレンジ方向観測幅の拡大を同時に実現することが困難である. ここでは,アジマス方向に複数のビームをもつマルチビームSAR方式を用いて, 上記の二つの要求を同時に可能とする方式を提案した. 計算機シュミレーションの結果, K 本のビームで得られた受信信号のスペクトルを合成して画像を再生することにより, 受信信号のドップラー帯域幅を K 倍に拡大でき, S/A(Signal to Ambiguity Ratio)比の劣化や レンジ方向観測幅の縮小をもたらすことなく アジマス方向の分解能を K/β に比例して向上できることを明らかにした. ただし, β はシングルビームSARとマルチビームSARのそれぞれのアンテナビーム幅の比である.
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