受信側主体のリアルタイムエラー耐性画像通信方式―受信側メモリサイズに応じた適応的エラー波及防止方法―

木全 英明  富田 靖浩  山口 博幸  一之瀬 進  市川 忠嗣  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J82-B   No.10   pp.1819-1829
発行日: 1999/10/25
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 通信方式,通信伝送機器
キーワード: 
画像通信,  伝送エラー,  NEWPRED,  参照画像メモリ,  受信側,  

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あらまし: 
動画像符号化データの通信の際に発生する 伝送エラーからの回復方法にNEWPRED方式がある. NEWPRED方式では, 複数フレーム分の参照画像を蓄積しておき, 参照画像を適宜変更することによってエラーから回復する. 一般的に, 送信側が参照画像を変更する方法には, 受信側から受信するAck信号をもとにする方法ACKモードと, Nack信号をもとにする方法NACKモードがある. 伝送路のエラーの状況に合わせて,これら二つのモードの間で参照画像の変更方法を適宜変更することによって,伝送エラーによる画質劣化を最も少なくすることが可能である.しかし,受信側では,参照画像を蓄積するためのメモリ量が減少すると,参照画像が蓄積されていないために符号化データを復号できない問題が発生する.そこで本論文では,NEWPRED方式を拡張し,受信側の参照画像メモリの大きさを反映して,受信側が送信側に参照画像を変更するモードを適宜指定する方法を提案し,その有効性を計算機シミュレーションにより示した.