こう配形適応フィルタのパイプライン実現

西川 清史  貴家 仁志  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J82-A   No.6   pp.769-778
発行日: 1999/06/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 招待論文 (適応信号処理の展開とその応用論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
適応フィルタ,  LMSアルゴリズム,  パイプライン実現,  低消費電力,  

本文: PDF(835.4KB)>>
論文を購入




あらまし: 
本論文では,こう配形適応フィルタのアルゴリズムレベルでの パイプライン実現法について述べる. LSI化の際に,パイプライン実現を行うことにより,フィルタの最長経路(クリティカルパス)を短縮でき, スループット特性を向上させることが可能となる. また,クリティカルパスの短縮は,使用される演算器の制約を 緩和し,消費電力の抑圧にも効果がある. こう配形適応フィルタのパイプライン実現の評価基準として, スループット・収束特性・レイテンシー・演算量などがある. こう配形適応フィルタの一つである,DLMS(delayed LMS)適応フィルタに基づくことで, 高いスループットをもつことはもちろん,LMS適応フィルタと同一の収束特性と レイテンシーをもち,ハードウェア量についても考慮されたパイプライン実現が行える ことを示す.