2次経路モデルを必要としないアクティブノイズコントロールシステム

梶川 嘉延  野村 康雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J82-A   No.2   pp.209-217
発行日: 1999/02/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: ディジタル信号処理
キーワード: 
アクティブノイズコントロール,  同時摂動形最適化法,  2次経路,  C フィルタ,  

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あらまし: 
本論文では2次経路のモデル(Cフィルタ)を必要としない アクティブノイズコントロール(ANC)システムを提案する. 本システムはブロック処理を導入した同時摂動形最適化法を利用したシステムであり, 誤差信号のみで騒音制御フィルタのフィルタ係数を更新することが可能である. ANCシステムではその更新アルゴリズムに通常Filtered-x法が用いられている. このFiltered-x法では2次音源と エラーセンサ間の2次経路のモデルである C フィルタが必要とされる. しかし, 環境変化等により, そのモデルは必ずモデル化誤差をもつことになり, その影響によりANCシステムは不安定となる問題点を有していた. 一方, 提案システムでは C フィルタが不要であるため, 上記問題点は一切発生しないという利点を有する. そこで, 本論文では提案システムの原理について説明し, 更に, コンピュータシミュレーションによって提案システムの有効性を実証する.