符号語のコストを考慮した有ひずみユニバーサル情報圧縮

内田 理  植松 友彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J82-A       pp.104-111
発行日: 1999/01/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 専門分野: 情報理論,符号理論
キーワード: 
符号語コスト,  有ひずみユニバーサル符号,  レートひずみ理論,  Ziv-Lempel符号,  

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あらまし: 
情報源符号化に用いられる符号は, 各符号シンボルを伝送若しくは記録するためのコストは均一であるという条件を暗黙のうちに仮定し, 符号語長を短くすることを目的として設計される. しかしながら, 実際の伝送や記録においては, 不均一のコストを仮定することが自然な場合もある. この場合, 符号語長の尺度で最適な符号が符号語コストの尺度で最適な符号になるとは限らず, 符号語コストを小さくする符号の構成が必要になる. 本論文では, ひずみを許容した情報源符号化に対して, この問題を考察している. すなわち, 指定する範囲内のひずみを許した場合に符号語コストを最小にするユニバーサル符号, 及び一情報源記号当りの符号語コストを制限したときにひずみを最小にするユニバーサル符号を提案し, これらの符号が定常エルゴード情報源に対して漸近的に最良であることを示す.