観測・推定画像間の誤差最小化によるパノラマ動画像の生成

星野 准一  増田 功  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J81-D2   No.11   pp.2565-2573
発行日: 1998/11/25
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DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
画像監視,  パノラマ画像,  カメラ位置推定,  カルマンフィルタ,  イメージベースレンダリング,  

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あらまし: 
マルチカメラによる多地点監視においては,カメラ台数の増加に伴い,撮影環境の全体像を把握することが困難になる.そのため,広い室内空間や建物の外周に配置されたテレビカメラから得られた断片的な視野を統合化して,監視環境のグローバルな状況把握を容易にすることが望まれている.このように,離散的に配置されたカメラから得られた入力画像を重ね合わせるときには,カメラの間隔を広くして,少ないカメラ台数で広範囲の映像を取得したいという要求がある.ところが,カメラの間隔を広くすると,画像間の重複領域が小さくなるため,画像の重ね合せ処理が不安定になるという問題がある.本論文では,複数枚の画像からパノラマ画像を生成する際に,カメラ配置情報や設置環境の大まかな3次元モデルを参照して,重複領域が小さい場合でも安定に重ね合せを行う手法を提案する.本論文では,撮影環境の大まかな3次元モデルと2次元入力画像の対応付けを行い,複数枚の入力画像の重ね合せを行う.その際に,2次元的な入力画像と3次元モデルを重ね合わせたときの2乗誤差が最小になるように推定値を更新する手法を述べる.最後に,本手法の実験例と,マルチカメラによる多地点監視へ応用した具体例を示す.