ISDNを用いた高精度時計同期方法

山下 高生  小野 諭  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J81-D1   No.4   pp.377-385
発行日: 1998/04/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: 計算機システム
キーワード: 
時計同期,  通信品質,  フレーム同期クロック,  ISDN,  

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あらまし: 
本論文では,ISDNを用いた高精度時計同期方法を提案する.本方法では,時計同期に必要な時間測定と時刻差測定のうち,前者はフレーム同期クロックで行い,後者は計算機間をISDNの回線交換を用いて直接接続した上で,1)時刻差測定パケットのハードウェアによるタイムスタンプ取得および2)送受信終了タイミングと時間測定クロックの位相同期によって行うことを特徴とする.本方法について,実装・評価を行った結果,時刻差測定誤差は,往復の通信伝搬遅延時間差によるものが支配的であることがわかった.そして,この通信伝搬遅延時間差に起因する誤差の統計的性質から,誤差の平均区間の推定を行うことによって,誤差のばらつきの範囲を削減でき,同期精度を向上できることがわかった.