プログラム依存グラフの効率的な更新手法

高田 智規  佐藤 慎一  井上 克郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J81-D1       pp.253-260
発行日: 1998/03/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 専門分野: ソフトウェア工学
キーワード: 
プログラム依存グラフ,  更新,  プログラムスライス,  デバッグ支援,  

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あらまし: 
プログラム依存グラフ(Program Dependence Graph, PDG)は,プログラム中の文間の依存関係を表す有向グラフである.PDGの辺をたどることにより,ある文に関連する文の集合(プログラムスライス,スライス)を抽出することができる.PDGやスライスはデバッグ・保守などさまざまな用途に用いられる.一般に,PDGの計算には時間がかかる.しかし,頻繁にプログラムを変更しそのスライスを求めるような場合でも,これまではプログラムが変更されるたびにPDG全体を再計算していた.そこで本論文では,プログラムが変更されたときに,PDGのプログラムの変更箇所に対応する部分だけを更新するアルゴリズムを提案する.これにより,再計算の時間が軽減され,デバッグ等を効率的に行うことが期待される.また,既存のデバッグ支援システムに本手法の実装を行い,実際に本手法の有効性を確認する.