可変受容野を備えた超並列アナログ知能視覚センサ

八木 哲也  亀田 成司  飯塚 邦彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J81-D1   No.2   pp.104-113
発行日: 1998/02/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (極限集積超並列・超高速アーキテクチャ論文小特集)
専門分野: 
キーワード: 
ビジョンチップ,  アナログ集積回路,  並列処理,  可変受容野,  オフセット補償,  ラプラシアン-ガウシアン,  

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あらまし: 
網膜は,生体の実時間画像情報処理に欠くことのできない,優れた視覚知能センサである.網膜の超並列画像処理機能を,アナログCMOS集積回路(ビジョンチップ)として実現した.チップは1次元ラプラシアン-ガウシアン型の受容野を備え,網膜の順応機構に習いその幅が可変となっている.チップの光センサ部には,電荷蓄積型のものを用い,蓄積時間を変えることで光応答感度が制御できるようにした.チップには,素子の特性のばらつきによるノイズを補償する回路が組み込まれており,実験の結果自然照明下での実用に十分な出力精度が得られることが確認できた.本チップは,信号と雑音の空間周波数帯域に応じて効率的に画像を抽出する場合に,前処理プロセッサとして応用できる.