四光波混合による利得を有する高効率光パルス圧縮

山本 貴司  中沢 正隆  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J81-C1   No.3   pp.148-157
発行日: 1998/03/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1893
論文種別: 論文
専門分野: レーザ・量子エレクトロニクス
キーワード: 
光ファイバ,  四光波混合,  光パルス圧縮,  光増幅,  

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あらまし: 
励起光の強度に依存した位相整合条件を考慮して,信号光の波長をファイバの零分散波長よりも長波長側に設定し,かつ,分散スロープの小さくできる細径コアファイバを用いることにより,8nm以上の広い励起波長範囲において変換光の利得が5dB以上となる高効率波長変換が可能になることを明らかにする.この細径コアファイバは少ない励起光でパワー密度を大きくできるため,高効率波長変換が可能となる.また,このファイバを用い,励起光の波長をファイバの零分散波長よりも長波長側に適切に設定した場合,四光波混合効率は励起光強度の増加に対して急激に増大することを示し,この特性により信号光パルスに対して利得を有するパルス圧縮が行えることを明らかにする.実験により,パルス幅93psの信号光を20psに圧縮すると共に29dBの利得を観測した.また,この場合,変換光についても同様な圧縮が可能であることを併せて報告する.