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ツイストケーブルへの誘導電圧の発生解析
村井 浩一 長谷部 望 横山 逸郎
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J81-B2
pp.315-326 発行日: 1998/04/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1877 論文種別: 専門分野: 電磁環境 キーワード: ツイストケーブル, 可逆の定理, 誘導電圧, 平衡伝送線路,
本文: PDF(747.8KB)>>
あらまし:
外来電磁波により通信ケーブルに発生する誘導電圧を推定するため,逆に,ケーブルに高周波発信源を接続し,これより発生する放射波を半波長ダイポールアンテナで受信する際生ずる開放電圧を求め,アンテナの可逆の定理を適用する.解析モデルにはツイストケーブルを採用し,分布定数線路より放射される電界の線路と平行な成分および直交した成分を求める.このとき,ケーブル上の正相系成分と零相系成分を考慮した.また,実際の電話線に対しては,その損失も考慮して解析を行った.周波数約300MHzでの実験より,本解析法が一対のケーブルからの放射を定量的によく説明できることを確認した.この結果に基づき,100m程度のケーブルに発生する誘導電圧を推定したところ,ケーブルにアンバランス(零相系)があると,誘導電圧が大きく増加するのが認められた.
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