4次キュムラントを用いたMMPによる多重遅延波の遅延時間と到来方向の推定法

島村 祐一  荒木 純道  高田 潤一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B2   No.4   pp.289-296
発行日: 1998/04/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
多重遅延波,  遅延時間推定,  到来方向推定,  超解像法,  高次統計量,  

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あらまし: 
移動体無線通信システムにおける多重遅延特性を特徴づけるパラメータである,多重遅延波の遅延時間,到来方向,信号強度の推定法の提案を行った.提案方式は超解像法と高次統計量を主導原理とした推定法である.直線アレーアンテナにおいて観測された多重伝搬路環境の周波数特性を,4次キュムラントにより処理した量から仮想相関行列を生成し,MMP(Modified Matrix Pencil)の手法により推定を行っている.本提案方式は,2次モーメント利用時と周波数軸上の観測点数および直線アレーアンテナのアンテナ素子数が同じ場合には,2次モーメント利用時の2倍以上の数の遅延波の推定が可能な推定法である.また,仮想相関行列の生成の際の誤差の低減化手法の提案を行った.そして,計算機シミュレーションにより,提案方式の有効性を示した.