平行平板導体間H面扇形ホーンの位相中心

氏家 宏  佐藤 健一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B2   No.3   pp.208-217
発行日: 1998/03/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
平行平板,  平面波,  位相中心,  扇形ホーン,  フレネル領域,  

本文: PDF(657KB)>>
論文を購入




あらまし: 
平行平板スロットアレーを,平行平板導体間を伝搬する平面波で励振する場合,誘電体レンズや放物筒鏡を用いて,この平面波を発生させることが多い.これらのレンズや放物筒鏡は幾何光学によって設計されるので,その焦点に点波源を必要とするが,実際にはH面扇形ホーンによって給電する.しかし,一般にホーンは数波長の開口を有しており点波源とはみなせない.そこで,この給電方法を実用に供するには,扇形ホーンの位相中心を定めることが必要となる.しかも,レンズや反射鏡は給電ホーンのフレネル領域に置かれることが多く,できるだけ広角に給電できることが望ましい.本論文では,このホーン開口の広角フレネル領域に適用できる位相中心の決定法を提案し,その設定図を提供する.これらについて,数値的に本決定法の妥当性を検討し,実測値を用いて定めた位相中心との比較を行い,本方法が実用上十分な近似法であることを示した.更に,オフセット放物筒鏡および平板誘導体レンズを試作し,それらの焦点を本論文で定めた位相中心に一致させると,設計の基礎である幾何光学的原理に極めて近い動作をすることを確認した.