イオン化不均質媒質の電子密度分布予測法

本島 邦行  大木 眞琴  上崎 省吾  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B2       pp.1048-1055
発行日: 1998/11/25
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DOI: 
Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
電離層,  イオン化媒質,  不均質媒質,  電子密度分布,  多重反射波,  

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あらまし: 
電離層内部の電子密度分布計測に,電波の反射を利用する手法が用いられている.本論文は,イオン化不均質媒質の電子密度分布プロファイルにピーク点が存在する場合の,“陰の部分”の電子密度分布を予測する手法を提案する.媒質中のパルス波伝搬時間式に近似を適用することによって,媒質の電子密度分布を示すパラメータと伝搬時間式の関係を導出する.そして,周波数を変えた入射パルス波による計測を数回繰り返して伝搬時間を計測することにより,媒質中の電子密度分布を予測する手法を示す.また本手法の正当性を確認するために,イオン化不均質媒質の反射係数式を導出し,高速Fourier逆変換することによる数値実験を行う.そして,数値実験結果の時間領域反射波を計測結果として,本手法を用いた媒質のパラメータ予測を行い誤差評価をする.この結果から,適当な計測周波数を選択することにより,誤差数%以内で電子密度分布を予測できることを示す.