同軸円筒スロットコニカルビーム円偏波アンテナ

飯草 恭一  手代木 扶  藤田 正晴  山本 伸一  井家上 哲史  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B2       pp.936-948
発行日: 1998/10/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
スロットアレー,  コニカルビーム,  ビームチルト,  軸比,  移動体衛星通信,  

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あらまし: 
捕捉・追尾機能を必要としない衛星通信および放送のための車載用として,チルト角45度,ビーム幅18度の円偏波コニカルビームを,15GHzにおいて同軸円筒スロットアレーアンテナで実現した.アレー配列軸に垂直な方向においては,一般に±45度の傾きのスロットをλg/4間隔(λgは外皮導体に切られたスロットの影響を含んだ実質的な管内波長)で配置したペアを素子単位とすることにより円偏波を実現できるが,チルト方向ではスロットの垂直成分と水平成分の射影が等しくないため,軸比が悪くなる.そこで,スロットの傾き角とペアを構成するスロット間隔の調整による軸比改善法について理論的,実験的な検討を行った.また,開口面分布の振幅と位相はそれぞれスロットの大きさと位置によって調整されるが,スロットの移動によりチルト方向への光路長が変化し,アンテナパターンや軸比の劣化が起こる.そこで,この光路長変化を考慮したスロット移動量の補正についても明らかにした.