衛星放送受信アンテナシステムのG/T連続測定法に関する研究

胡 忱  小川 恭孝  伊藤 精彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B2   No.10   pp.929-935
発行日: 1998/10/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
衛星放送,  アンテナ測定,  G/T,  雑音測定,  雑音スペクトル,  雑音温度,  

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あらまし: 
北海道大学ではG/Tの長期連続測定システムが開発されてきたが,従来の衛星放送チャネル内の雑音を推定する方法は,衛星放送が多チャネル化されていること等のため,現在は,適用できなくなっている.本論文では,新たな雑音電力の推定法を提案する.この雑音推定法は,まず,衛星放送波成分が全く存在しない,5チャネル以下の帯域と11チャネル以上の帯域の雑音スペクトルにより,被測定チャネル(7チャネル)内の雑音電力を内挿により第1近似として求める.更に,雑音電力スペクトルを乱すことなく衛星放送波の遮へいを実現する方法(これを疑似食と呼ぶ)を提案している.これにより衛星放送波が受信アンテナに入射しない状況での雑音電力スペクトルが測定され,上述の内挿を行うことによって得られた第1近似に含まれる誤差(Nbias)を求めることができる.このようにして得られたNbiasを補正することにより推定精度を向上させることが可能となる.本論文で提案した雑音の推定法により,高い精度でG/Tを測定することができる.