12心海底光ファイバケーブルの偏波分散特性

辻川 恭三  大橋 正治  岩田 秀行  立田 光廣  谷藤 忠敏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B1       pp.450-457
発行日: 1998/07/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 専門分野: 通信線路,ケーブル
キーワード: 
海底光ファイバケーブル,  偏波分散,  ひずみ,  曲げ,  側圧,  温度,  

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あらまし: 
光ファイバアンプの出現により,1,000km以上の伝送距離の1R(reshaping)再生中継伝送方式が盛んに検討されている.このような伝送システムの長距離化において,偏波分散,色分散が伝送制限となる可能性が生じてきている.特に,偏波分散特性は周囲温度,ケーブル構造,布設状態によって変化しうるパラメータであるが,海底光ファイバケーブルの偏波分散特性に関してはこれらの要因の影響について十分に明らかにされていない.そこで本論文では,光ファイバアンプを用いた長距離伝送システムに適用するための海底光ファイバケーブルの諸特性を明らかにするために,約10kmの長さの12心海底光ファイバケーブルを試作し偏波分散特性について検討を行った.その結果,ケーブル化工程間での偏波分散特性の変化は,光ファイバの受ける張力による伸びひずみおよびそれに伴う側圧の変化と相関があることを実験的に明らかにした.更に,偏波分散の温度依存性(5℃から30℃)についても示した.