エラー耐性画像通信方式NEWPREDにおける必要メモリ量削減の検討

富田 靖浩  木村 司  木全 英明  市川 忠嗣  一之瀬 進  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J81-B1   No.11   pp.642-651
発行日: 1998/11/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 特集論文 (マルチメディアを支える通信技術論文小特集)
専門分野: 画像通信・符号化
キーワード: 
マルチメディア通信,  画像通信,  エラー耐性,  画像符号化,  無線通信,  移動体通信,  

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あらまし: 
移動体通信網のような伝送誤りが顕著な環境で有効な画像通信方式として,フレーム間予測符号化を行いながらエラー波及を防止するNEWPRED方式が提案されている.本論文では,移動体端末のような参照フレームメモリ数に制限がある場合にも,性能劣化が少ないメモリ制御方式を提案し,更にそのメモリ制御方式に最適なNEWPRED方式の新しいバリエーションを提案し,その有効性を評価する.まず,参照フレームメモリ量に制限がある場合,フレーム間予測符号化の継続が不可能になりNEWPRED方式の性能が劣化することを示す.つぎに,参照フレームメモリを有効利用し既存システムにも適応可能なメモリ制御方式を提案し,更にそのメモリ制御方式が最も有効に作用する新たなNEWPRED方式を提案する.コンピュータシミュレーションにより,伝送路のエラーレートと応答遅延時間と各方式の必要メモリ量の関係を明らかにする.つぎに,提案メモリ制御方式を適用した既存システムと提案システムのSNRの比較評価を行い,提案システムが,限られた参照フレームメモリ量で最も高いSNRを実現することを示す.