渋滞時におけるイベントスキャン方式シミュレーションを用いたオフセット設計

井上 健士  二村 光信  横田 孝義  佐野 豊  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J81-A   No.4   pp.578-589
発行日: 1998/04/25
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DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (ITS(高度道路交通システム)基盤技術論文小特集)
専門分野: 道路交通信号制御・その他
キーワード: 
道路交通,  信号機,  シミュレーション,  オフセット,  過飽和交通,  渋滞,  イベントスキャン,  

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あらまし: 
近年道路の渋滞が社会問題と化し交通の円滑化が望まれている.この交通の円滑化を行う手段として,信号機間の位相差であるオフセットの操作がある.このオフセットの設計は,閑散交通においては,台形投射方式やTRANSYTと呼ばれる設計支援ツールにより計算が可能であったが,渋滞においては運用者の経験により設定を行っていた.このため,渋滞時に対応できるようなオフセット設計ツールの作成を行った.まずシミュレーションを,交通状況の再現ができる範囲でできるだけ簡単なモデルとし,更にイベントスキャン方式を採用しイベント推定の検討を行った.次に本設計ツールを用い名古屋長久手線での実験を行ったところ,従来のオフセットの設定では朝のラッシュ時に主道路旅行時間が540秒程度かかったものが,本設計ツールにより340秒程度に低減される結果となった.