微少俯角における自動車用ヘッドアップディスプレイ表示情報受容特性

岡林 繁  杉江 昇  今泉 雅善  古川 政光  坂田 雅男  畑田 豊彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J81-A   No.4   pp.554-561
発行日: 1998/04/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (ITS(高度道路交通システム)基盤技術論文小特集)
専門分野: 画像処理
キーワード: 
ヘッドアップディスプレイ,  ヒューマンインタフェース,  ITS,  表示情報受容,  自動車,  俯角,  

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あらまし: 
'80年代末から'90年代にかけヘッドアップディスプレイ(HUD)は航空機ばかりでなく鉄道車両や自動車などへも応用され始めた.自動車における表示情報の大容量・高度化の動向や,道路交通全体の知能化・情報化とも言えるITSなどの技術動向を考えると,自動車の新しいヒューマンインタフェースとしてHUDは重要な表示デバイスとなる可能性がある.航空機用HUDでは表示像距離は無限遠方に設定されている.しかしながら,現在までの自動車用HUD研究の主な結果を総合すると,表示像距離はむしろ短く設定すべきであるという知見がある.実際,実用化されている自動車用HUDでは,表示像距離が1.5mから2.5m程度と比較的短くこれらの値がほぼ定着してきている.表示像の俯角については航空機と同様に微少俯角条件が優れているのであろうか.本論文では表示像距離と俯角の相互依存性に着目し,微少俯角における表示情報受容特性と俯角の関係を実験評価し,微少俯角での受容特性,問題点更に問題解決の現実的対応策について論議した.